母の日といえば、カーネーションが定番ですね。
カーネーションの人気は根強くて、様々な色やアレンジのものを見かけます。
でも、どうして、母の日にカーネーションを贈るのでしょうか?
色によって意味も違うのでしょうか?
カーネーション以外の違う花でもいいんでしょうか?
そんな気になる母の日のカーネーションについて、ご紹介します。
母の日になぜカーネーションを贈るの?
1907年にアメリカのアンナ・ジャービスという人がいました。
彼女の母の命日である5月9日に、母が教師をしていた教会で追悼集会を開き、参列してくれた人に白いカーネーションを配ったことが始まりとされています。
白いカーネーションは、アンナの母が好きな花でした。
その後、母が亡くなった人は白いカーネーションを、母が健在な人は赤いカーネションを自分の胸に飾ることにしたそうです。
これが、いつしか母にカーネーションを贈るという習慣に変わっていったのです。
そして、1914年にウィルソン大統領が5月の第2日曜日を「母の日」と制定しました。
日本では、1931年に香淳皇后の誕生日3月6日を「母の日」としていましたが、後にアメリカと同じように5月の第2日曜日となりました。
また、カーネーションはイエス・キリストが十字架にかけられた時に、母である聖母マリアの流した涙の後に咲いた花だとも伝えられています。
「母」を象徴している花だと言えますよね。
母の日のカーネーション、花言葉は色で違う!
カーネーションは赤というイメージが強いかもしれませんが、実は様々な色があります。
そして、その色ごとにしっかり花言葉があります。
中には、母の日に贈るにはちょっと向いていない色もあるので要注意です。
ちなみに、カーネーション全般の花言葉は「無垢で深い愛」です。
【母の日のカーネーションにオススメな色】
赤・・・・・「母の愛」「愛を信じる」
母の日にはぴったりなイメージですね。
ピンク・・・「感謝」「熱愛」「美しい仕草」
優しい色合いが素敵です。
定番の赤にマンネリ感が出てきたら、感謝の気持ちを込めて、この色を贈りましょう。
オレンジ・・「熱烈な愛」「純粋な愛」
元気が出そうな明るい色です。
お母さんが最近ちょっとお疲れ?と感じたら、ぜひこの色を!
紫・・・・・「誇り、気品」
もともと高貴なイメージがある紫。
凛としたクールなお母さんに似合いそうです。
青・・・・・「永遠の幸福」
遺伝子組換え技術により誕生した、『ムーンダスト』という名前の世界で初めての青紫色のカーネーションです。
話のネタにもなりそう!
【母の日のカーネーションには送らない方がいい色】
黄・・・・・「軽蔑・嫉妬」
お母さんがよほど黄色好きじゃない限り、避けたほうが無難です。
白・・・・・「尊敬」「純潔の愛」「私の愛情は生きている」
亡くなったお母さんに贈る色として知られているので、こちらも避けた方が良いかもしれません。
お母さんにカーネーションを渡すときに、花言葉もそっと伝えましょう。
贈るあなたの優しい気持ちも伝わって、さらに喜ばれそうです!
母の日のカーネーションを長持ちさせるには?
せっかくのカーネーション、長持ちさせたいですよね。
それには、いくつかポイントがあります。
・花瓶に生ける前に、長さがちょうど良くても茎をはさみで斜めに少し切ってあげる。
・直射日光の当たらない、涼しい場所に置く
・水は、1日1回交換する。花瓶もなるべく清潔に。
・切り花用の延命剤を利用する。
代わりに、漂白剤を数滴入れても大丈夫です。
・日当たりのいい場所に置く。
ただ、夏場は25℃以下で、直射日光は避けてください。
冬場は10℃以上の暖かい場所がいいです。
・水をやり過ぎると根腐れするので、土の表面が乾いてから、たっぷりとあげてください。
・根が育って鉢いっぱいになったら、一回り大きな鉢に植え替えてください。
秋がおすすめです。
・咲き終わった花は、そのままにしておくと病気になることがあるので、摘み取ってください。
母の日 カーネーション以外の花でもいい?
母のにはカーネーション!というイメージが強いので、それ以外の花はダメなんじゃないかと思いがちですが、別に決まりはありません。
お母さんが好きな花があるなら、それを贈ったほうが喜ばれるでしょう。
花屋さんに行くと、母の日に合わせていろいろな花が用意されています。
時期的に色もサイズもかわいらしいミニローズがオススメされていることも多いです。
きれいな色のアジサイも素敵ですよ!
私の場合は、母が大の蘭好きなので、毎年ネットでできるだけリーズナブルなものを早めに探して用意しています。
蘭、高いんですよね・・・。
早めだと、割引があったり、おまけのデコポンがついていたりとお得なこともあるんです。
切り花か鉢植えか悩んだら、花の世話好きなお母さんなら鉢植えで、花の世話が苦手なお母さんなら切り花が無難です。
おわりに
母の日は、お母さんを大事に想う気持ちから生まれた習慣です。
普段、なかなか感謝の気持ちを伝えることって、気恥ずかしかったりして難しいと思うので、母の日のぜひ、ありがとうの気持ちを伝えましょう!
カーネーションはもちろん喜ばれますが、正直、どんな花でも、花じゃなくても大丈夫です。
一緒に贈られるその気持ちが一番大切なんじゃないかなと思います。