じゃがいもの皮ってどうしてますか?
食べる?
それとも、食べない?
そもそも、じゃがいもの皮って食べても大丈夫なのかなと、心配な人もいるのでは?
食べるとしても、泥とかちゃんと洗い落とせるかな、とか、食べないなら皮むきがめんどくさいな、とか色々考えちゃいますよね。
そこで、じゃがいもの皮は食べられるのか、皮をむかないで皮ごと食べる場合の上手な洗い方、皮なしで食べる場合の簡単な皮むきの方法をご紹介します。
じゃがいもの皮は食べる?食べない?
じゃがいもを調理する時、じゃがいもの皮って食べられるのか、食べられないのか悩んだことはありませんか?
じゃがいもの芽には毒があるっていうし、もしかして皮にも・・・?なんて心配になったり・・・。
◆じゃがいもの皮に毒はあるの?
じゃがいもの毒といえば、ソラニンがよく知られていますが、じゃがいもの芽や実や皮の緑色になった部分、また、未熟なじゃがいもにも含まれています。
じゃがいもの芽の毒についてはこちらもどうぞ↓

じゃがいもの皮には微量の毒・ソラニンがあります。
ですが、通常はそれほど心配するほどではありません。
でも、紫外線にあたって緑色に変色すると、ソラニンが増えているサインです。
なので、緑色になった皮や実はしっかり取り除くようにしましょう。
全体が緑色になってしまっているじゃがいもは、食べないようにしてくださいね。
また、じゃがいものソラニンを増やさないためにも、紫外線が当たらない暗いところに保管するようにしてください。
小さい子供の場合は、大人と違ってソラニンが少量でも危険なことがあります。
ちょっとでも緑色になっていたら、がっつり削り落とし、いっそのこと皮は剥いた方が安心かもしれません。
◆じゃがいもの皮の栄養
じゃがいもを皮ごと食べるメリットは、栄養の豊富さです。
・ビタミンC
・ビタミンB2
・ビタミンB6
・カリウム
・食物繊維
・鉄
などなど、様々な栄養があります。
しかも、なんと、じゃがいもの栄養の20%が皮に含まれているそうなんです。
捨ててしまうのはもったいないですよね。
なので、じゃがいもはぜひ皮ごと食べたいものです。
でも、採れたての新じゃがのうちは、皮も薄くて食べやすく美味しいのですが、収穫してから日がたってしまったじゃがいもは、皮が厚くなりゴワゴワとして食べにくいことがあります。
薄切りにしたり、揚げたりする料理だと結構大丈夫なんですが、大きめに切ったり、煮たり茹でたりするような料理だと、皮が気になるかもしれません。
じゃがいもを調理する時は、じゃがいもの状態(新しいか古いか)や調理方法に合わせて、
皮を剥くか剥かないか考えてみてくださいね。
じゃがいもを皮ごと料理する時の洗い方
じゃがいもの皮をむかないで、皮ごと調理する時に、気になるのが泥汚れです。
水洗いだけでは泥が落ち切らないこともあります。
なので、じゃがいもはスポンジやたわしを使って、しっかり洗いましょう。
スポンジを使う場合は、柔らかい方ではなく硬い方、またはネット入りのスポンジがおすすめです。
たわしは、亀の子たわしなど、100円ショップにもあるような、普通のたわしで大丈夫です。
◆じゃがいもを皮付きで使う場合の洗い方
まず、じゃがいもの泥をざっと水洗いして落とします。
次に、スポンジやたわしで残った汚れを落としていきますが、ここでのポイントは、
スポンジやたわしではなく、じゃがいもを動かすこと
です。
経験上、その方が洗いやすくて、早くきれいになります。
ネット入りのスポンジの場合は、包み込むように洗うと良いですよ。
じゃがいものところどころにある窪み(芽が出る予定のところ)は、たわしなら何とかなりますが、スポンジではなかなかきれいになりません。
なので、使い古しの歯ブラシを使うときれいになります。または、包丁の刃元の角の部分か
ピーラーについている芽取りを使います。
強い力でこすりすぎると、新じゃがだと皮が薄いので、剥けてしまうことがありますが、あまり気にせず、ゴシゴシやってます。
じゃがいもの皮むきを簡単にする方法
じゃがいもが古くなって皮が硬そうな時は、剥くことになると思います。
また、シャキシャキした食感が大切というような、料理の仕方によっては剥いたほうが良いものもありますよね。
そういった料理の時は、包丁やピーラーで剥いてから、スライスしたり千切りにしたりします。
でも、じゃがいもに先に火を通してから皮を剥いたほうが美味しい料理もあります。
また、単純に皮むきがめんどくさいということもありますよね。
そんな時は、次にようにしてみてください。
◆じゃがいもの簡単な皮むきの方法
1.じゃがいもを洗って、真ん中に一周ぐるりと浅く包丁で切れ込みを入れます。
2.じゃがいもはラップに包んで、電子レンジで3分くらい加熱します。
これは中くらいの大きさのじゃがいもの場合です。
じゃがいもの大きさに合わせて加減してください。
3.加熱し終わったらすぐに冷水をかけます。
すると、自然に皮の切れ目の部分がめくれてきます。
包丁で切れ込みを入れるのもめんどくさい、数が多いというような場合は、耐熱皿にじゃがいもをのせてラップをし、電子レンジで3~5分加熱します。
(じゃがいもの大きさや数に合わせて時間を加減してください)
竹串をさして、スッと通れば大丈夫、まだ硬かったらもう少し加熱してください。
やり過ぎると、じゃがいもがスカスカになったり、皿に面している部分が硬くなるので要注意です。
フォークや竹串で皮の表面を破いて、そこから剥いていきます。
しっかり加熱できていれば、結構簡単に剥くことができます。
どちらの場合も、まだ熱いので火傷に気をつけてくださいね。
このように一度加熱してから冷ましたじゃがいもは、カレーやシチューに入れても煮崩れしませんよ。
ポテトサラダなどに使う時は、熱いうちにすぐに潰してくださいね。
冷めると潰れにくくなります。
おわりに
じゃがいもの皮には栄養が豊富です。
ぜひ、皮付きで食べてみてくださいね。
ただ、緑色になっていたら要注意です。
しっかり剥いてから食べましょう。