掛け布団と毛布、どっちが上か、考えたことないですか?
寒い冬、暖かくぐっすり眠るために、掛け布団と毛布、どっちが上で下なのか、その順番が気になるところです。
また、中には掛け布団と毛布だけじゃなくて、タオルケットも一緒に使っている人も結構いますよね。
その場合、ますます順番がよくわからなくなるかも・・・?
そこで、
・掛け布団と毛布、どっちを上にしたら暖かいのか
・毛布はどんな素材のものが良いのか
・タオルケットを使う場合
など、気になる冬の布団問題について、ご紹介します。
掛け布団と毛布の順番は?どっちを上にしたら暖かいの?
子供の頃からずっと、毛布は掛け布団の下にするもんだと思ってきたのに、最近は掛け布団の上に掛けたほうが良いと聞いて、どっちなの?と思ったことないですか?
冬に暖かく快適に寝るためには、掛け布団と毛布の上下関係も大事と言われています。
掛け布団と毛布の順番は?
掛ふとんと毛布、どっちを上にするかは、実は、掛ふとんの種類によって違います。
基本は、保温性が高いものが一番下になります。
なので、
掛け布団が羽毛・純羊毛なら、毛布が上
掛け布団が綿・化繊・羊毛混なら、毛布が下
毛布 掛け布団(綿)
━━━━━━━ ━━━━━━━
掛け布団(羽毛) 毛布
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人 人
━━━━━━━ ━━━━━━━
敷き布団 敷き布団
こんな感じです。
特に、羽毛布団はたくさん空気を含むことができるため保温性が高いので、身体に近いところが良いんです。
布団は自分から熱を発してはくれないので、直接身体が触れて、その体温によって布団が温まります。
なので、できるだけ身体に密着させていたほうが、羽毛に熱が伝わりやすく、また羽毛が熱を溜め込みやすくなります。
そして、せっかく温まった布団の熱が上に逃げてしまわないように、その上から毛布で蓋をするというわけです。
羽毛布団と一緒につかう毛布 どんな種類がいいの?
羽毛布団と一緒に使う場合、毛布の種類によって、上か下かが違います。
では、上に掛けるのはどんな毛布が良いかと言うと、アクリルやポリエステルなどの合成繊維のものです。
保温性や吸湿性が低いので、掛け布団の下にすると汗を吸わず、また、掛け布団との間で体温を遮断してしまうんです。
また、軽いのですぐにずり落ちてしまいがちな羽毛布団を、上から押さえる重しの代わりにもなるからとも言われています。
羽毛布団を上から押さえることで身体との密着度を高めたりもします。
でも、あまりにも重い毛布だと羽毛が押しつぶされて、空気を溜め込みにくくなるから、逆効果なこともあるので注意です。
逆に、掛け布団の下、中で使うのにオススメな毛布は、綿や毛などの天然素材のもの。
こちらは、保温性や吸湿性が高いので、掛け布団の下に使っても暖かく使えます。
化繊の毛布を上に掛けると、保温には優れますが、湿気が逃げにくくなるので蒸れてしまうことがあるので、この天然素材の毛布を上からかけるのもおすすめです。
ただ、天然素材の毛布、例えば綿毛布は洗濯するとなかなか乾かない、毛の毛布は、縮む可能性があるので家では洗濯しにくいなど、ちょっと面倒なことがあります。
やっぱり毛布の肌触りが好き?
掛け布団を下にすると、直接掛け布団が身体に触れるのは、ひんやりしたり肌触りが苦手という人もいます。
逆に、最初ひんやりするのが、じわじわ温まっていくというのが好きという人もいます。
そのあたりはいろいろ好みもあるので、どっちが正解というのは正直ありません。
でも、やっぱり直接身体に触れるのは毛布が良いという人にオススメなのが、マイクロファイバーの毛布です。
マイクロファイバーは、ポリエステルやナイロンが素材の合成繊維です。
とても軽くて柔らかく、保温性や吸湿性に優れているという特性があります。
そして、洗濯してもすぐに乾きます。
私も愛用していますが、とにかく肌触りが良い!
くるまるとすぐに暖かくなるのも良いところです。
一般的に言われているマイクロファイバーのデメリットは、極細繊維でできているので耐久性がいまいちなこと、細かいホコリが出ること、細かい繊維が皮脂などの汚れを取り込みやすく、臭いがしやすくなることです。
確かに、寝ていると冬でも寝汗をかくことがあるので、そのまましばらく使っていると何となくむわ~んとした嫌な臭いがしてくることもあります。
なので、気になったらすぐ洗濯しています。
耐久性に関しては、今のところヘタリや肌触りなどの変化はそれほど感じていませんが、何年も使い続けるのは難しいかも・・・。
ただ、マイクロファイバーの毛布は結構お安いものも多いです。
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洗い替えにもう1枚欲しいなと思っています。
掛け布団と毛布とタオルケット 順番のおすすめは?
よく話題に出るのは、掛け布団と毛布ですが、タオルケットが大好きという人もいますよね。
タオルケットって、夏に使うものなんじゃない?と思っている人も多いかもしれませんが、そんなことはありません。
マイクロファイバーの毛布が登場する前は、私は冬もタオルケット愛用していました。
今でも、冬以外の時期、特に夏場はタオルケットだけ使っています。
あの肌触りが好きなこともあるんですが、子供の頃からの習慣ということもあります。
昔は、羽毛布団なんて超高級品で、家族みんなそろって綿の掛け布団でした。
使い方は、一番上が綿の掛け布団、その下が毛布、一番下の身体に近いところはタオルケットです。
それが一番暖かい使い方だったんだと思います。
実際、綿ふとんの場合は、毛布が下のほうが保温性が高くなります。
当時でも毛布は化繊のものだったので、身体に一番近いところに天然素材の綿のタオルケットなら、保温性にも吸湿性にも優れているので、気持ちよく寝られました。
このタオルケットですが、夏場に使うイメージがあるかもしれませんが、羽毛布団と一緒に使うのもおすすめです。
その場合は、一番上に毛布、次に羽毛布団、その下がタオルケットです。
タオルケットと羽毛布団の間に毛布を挟んでしまうと、布団に上手く熱が伝わらないのでおすすめできません。
また、羽毛布団の下にタオルケットがあれば、肌触りも良いし、布団に汗などの汚れもつきにくくなります。
身体の上に直接掛け布団派の人も、毛布だとちょっと暑いというとき、代わりにタオルケットを掛け布団の上に掛けるのも程良い暖かさになりますよ。
私は、3種類全部使うと暖かすぎるので、冬は掛け布団と毛布だけですが、春も近くなって暖かい時期になってきたら、冬の間使っているマイクロファイバーの毛布からタオルケットに替えます。
毛布ではちょっと暑いですが、タオルケットだとちょうどよい感じになるんです。
もう少し暖かくなったら、タオルケットの上に毛布、夏はタオルケットのみ、そして、また寒くなってきたら、また元に戻っていきます。
そんな風に、掛け布団だと暑いし、毛布だけでは寒いし、という微妙な時期にタオルケットがあると調節ができるので便利です。
おわりに
掛け布団と毛布、どっちを上にして、どっちを下にするか悩んだら、
・羽毛布団なら毛布(化繊)が上(天然素材の毛布は下がおすすめ)
・綿布団なら毛布が下
にしてみてください。
そこに、タオルケットをプラスしても良いし、毛布をタオルケットに替えたり、季節によって使い分けたり、絶対という決まりはありません。
でも、肌触りだったり、汗のかき具合だったり、人それぞれ、好みや使う環境なども違うので、特にこだわる必要もないかもしれません。
なので、自分に合う方法で自由に使ってみてくださいね。