好き嫌いが結構別れますが、エビやマグロと組み合わせるととてもおいしいです。
他にも、サラダに入れたり、ワサビ醤油やキムチ和え、バニラアイスと一緒になんて食べ方も!
よく、名前を「アボガド」と間違われますが、「アボカド(avocado)」が正解です。
果物の仲間で、栄養価が高いことでも話題にもなりました。
アボカドにはどんな栄養があるのでしょうか?
また、食べる適量はどれくらいでしょう?
アボカドでアレルギーが出たなんて話も気になるところですね。
アボカドには栄養がいっぱい!
アボカドには、色々な栄養がぎゅっと詰まっています。
◆アボカドの栄養
老化防止に良いと言われるビタミンEやビタミンA・C、マグネシウムが豊富です。
コエンザイムQ10やビタミンB6・B1・B2が多く含まれているので、美容効果が期待できます。
また、ミネラルや利尿作用のあるカリウムも多いので、高血圧、脳梗塞、心筋梗塞予防も期待されています。
そして、アボカドはゴボウ1本分もの食物繊維があります。
腸の調子を整えて、便秘を解消してくれるため、美容はもちろん、ダイエットが気になる人にもおすすめです。
消化も良いので、病中病後や妊娠中の栄養食としても優れています。
◆気になるアボカドの脂肪分
アボカドは「森のバター」と言われるだけあって、脂肪分が多めです。
そのためダイエット中の人には敬遠されがちですが、ほとんどは、オレイン酸やリノール酸、リノレン酸といった不飽和脂肪酸と呼ばれる良質な油です。
オレイン酸は、オリーブ油や紅花油にも多く含まれる脂肪酸の一つです。
酸化しにくく、善玉は減らさずに悪玉コレステロールだけ減らすと言われています。
リノール酸は、必須脂肪酸の一つでひまわり油にも多く含まれています。
血中のコレステロールを減らす働きがあります。
成長に必要な成分ですが、体内で作り出すことはできないので、食べてとらなければいけません。
リノレン酸は、えごま油や亜麻仁油に多く含まれています。
血中の中性脂肪を下げたり、高血圧を予防する作用があると言われています。
これも体内では作り出せないので、食べ物からとらなければいけない必須脂肪酸の一つです。
これらの不飽和脂肪酸と呼ばれる油は、悪玉コレステロールを減らしたり、血液をサラサラにする効果があったり、健康のためにはかかせません。
アボカドは栄養あるけど食べ過ぎに注意!
でも、栄養もあるしおいしいからと言って、食べ過ぎには注意です。
適量なら、便秘解消からダイエット効果など、色々と良いこともあるアボカドですが、実際、脂肪分が多いため、カロリーは一個あたり約220kカロリーとちょっと高めです。
糖尿病の人は、アボカドは控えめにとも言われるようです。
どんなに栄養があっても、食べ過ぎは良くありませんよね。
でも、一日の摂取カロリーを調整するなどすれば心配ないので、食べ過ぎに注意して、おいしく食べてくださいね。
目安は、2日で1個分(一日半分)だそうですよ。
アボカドのアレルギーは吐き気がする?
アボカドを食べたあと、吐き気がする、もしくは吐くなどの症状がでる人がいます。
他には、唇が腫れる、喉が痒くなる、じんましんが出る、腹痛などの
症状が出ることもあります。
これらは、アボカドによるアレルギー症状だと考えられます。
アボカドやキウイ、マンゴ、バナナなどの熱帯性のフルーツは、「ラテックス・フルーツ症候群」「ラテックスアレルギー」と呼ばれるアレルギーを起こすことがあるんです。
特に花粉症の人がなりやすいとも言われています。
ラテックスとは天然ゴムの成分で、ゴムの樹に傷をつけた時に出てくる白い液です。
ゴム製品の原料になります。
アボカドやキウイなどの成分の構造が、このラテックスに似ているんです。
アボカドでアレルギーが出たら何科で診てもらえばいい?
少量なら大丈夫という人もいれば、ほんの少しでも症状が出る人もいます。
検査をしてもらえばはっきりわかりますが、
とりあえずは、症状が出たら食べるのを控えましょう。
吐くなど心配な症状が出た場合は、ぜひ病院へ行ってください。
元々アレルギーがあってかかりつけの病院があればそこへ、ない場合は、順番にアレルギー科の看板があるところ、次に、子供なら小児科、大人は内科です。
小児科の場合、内科やアレルギー科も併設しているところもあります。
喉が腫れる、腹痛がひどいなど、症状が重い時、特に子供の場合は、迷わず病院へ!
今まで平気だったから大丈夫!という人も、たくさん食べると急に症状が出ることもあります。
大好きだからと言って、やっぱり食べ過ぎには注意です。
おわりに
アボカドは、栄養がバランスよく詰まった健康にも美容にも良い果物です。
生のままサラダに入れたり、ワサビ醤油で食べたり、豚肉と一緒に炒めても美味しいです。
もし、余ってしまっても、さいの目に切ったアボカドを、めんつゆとごま油に漬けておくとご飯のお供のできあがりです。
食べる量に気をつけて、色々な料理法でおいしく食べてくださいね。