だんだん暑くなってきて、人間もぐったり、猫もぐったり・・・、
なんてことないですか?
食欲もないし、元気もない。心配ですよね・・・。
最近何だか食欲もないようだし、もしかして、夏バテ?!
という時の気になる症状と対策、猫の夏バテ対策グッズなどをご紹介します。
猫も夏バテで食欲不振になるの?対策は?
猫も夏バテするか?
と言ったら、ズバリ、します。
とは言っても、猫は元々エジプト原産の動物だけあって、結構暑さには強いんです。
(北方出身の長毛種の猫は弱いです)
でも、あまりにも暑くなると、汗腺の数が少ないため、体温調節が上手く出来なくてバテてしまいます。
そうなると、人間と一緒で食欲不振な状態に・・・。
猫の食欲がないときは、ひょっとすると夏バテかもしれません。
まずは、何となく食欲が落ちてるみたいで、あんまりご飯を食べない、という時は好物をあげてみてください。
・いつもだったら袋を開ける音がしただけでも、どこからともなくすっ飛んでくるような好物なのに見向きもしない
・寄っては来たけど匂いをかいだだけで食べない
・水もあまり飲まない
というときは、要注意です。
夏バテになってるもしれません。
また、夏バテ以外に歯肉炎や口内炎、腎臓機能の低下など、違う病気の可能性も考えられます。
できるだけ早く病院に連れていってください。
◆夏バテのときの対策は?
・充分な水分
病院で特に異常が見つからなかったら、食べ物と飲み物の工夫をしてみてください。
特に、水は大事です。
熱中症対策にはもちろんのこと、猫は腎臓の病気になりやすい動物なので、水分を積極的に与えてください。
猫にとって1日に必要な水分量は、体重3Kgで120~160ml,4Kgで150~200mlと言われています。
水以外に、犬猫用のポカリスエットのようなものもあります。
人間用のポカリやアクエリアスを2倍に薄めたものでも大丈夫だそうです。
・エサを一工夫
次に、エサです。
・いつものエサに飽きた可能性もあるので、替えてみる。
・ドライタイプとウェットタイプを半々与える。
・ドライタイプの上にウェットを乗せる。
・数回に分けて与える。
・マタタビの粉を少し振りかける。
・スープタイプのものを与える。
水分がちゃんと取れていない時にもオススメ!
・とりあえず、食べてくれるの優先で、好物を積極的に与える。
(元気になった後のおねだりがちょっと心配ですが・・・.)
・鳥のささみを茹でたものとスープを与える。
◆猫用 鶏のささみのスープの作り方
ささみ一本を一口大に切って、200~300mlの水でさっと茹でます。
冷めたら出来上がりです。
塩などで味付けはしないでください。
ささみを食べない時は、水分補給にもなるのでスープだけでもあげてみてください。
ペットショップには猫用のミルクがあるので、それもオススメです。
人間用はダメですよ!
結構、人間の食べ物を食べてる猫もいますが、「よその猫は夏バテの時に◯◯を食べた」と聞いても、あげないようにしてくださいね。
猫の夏バテの症状は?
あらためて、猫の夏バテの症状です。
猫の夏バテも、基本的には人間と一緒で、
・ぐったりする
・食欲がなくなる
・下痢
・嘔吐
・動かなくなる
などです。
トイレの様子もよく見てあげてください。
夏バテして、水をしっかり飲めていないと、おしっこやうんちをあまりしなくなります。
そして、水分がとれなくなると、熱中症の危険もあります。
・口を開けたまま、ハァハァと呼吸している
・体温が高い
・好物を出しても食べない
・水を全然飲まない
など、熱中症の症状がある場合、命も危険がありますので、早めに病院で診察してもらってください。
症状が進んで水分がまったく取れていないときなど、点滴などの治療になります。
猫の夏バテ対策グッズ
夏、猫がいるところに行ったら涼しかった、という経験ないですか?
猫って、上手に涼しいところを見つけるんですよね。
見かけないなぁと思って探したら、ちゃっかり自分だけ涼しいところで寝てたなんてうらやましいことこの上ないです。
でもそれは、ちゃんと家の中に風通しの良い涼しい場所が存在することが大前提です。
昼間、仕事で家の人がいなくなって、閉めきった部屋に猫一匹という状況だと夏バテの危険大です!
上の方でもお話しましたが、猫は結構暑さには強い動物です。
でも、35℃過ぎると夏バテすることがあるんです。
なので、まずは風通しの良い涼しい場所を作ります。
それだと開けっ放しの状態になるので、戸締まりが心配という場合は、エアコンを使用します。
ただ、猫はエアコンが嫌いなことが多いです。
人間がちょうど良いと思う気温でも、寒く感じるようなんです。
なので、28~29℃に設定して、出かける時はタイマーにします。
時間は帰ってくる予定の2~3時間前くらいが良いでしょう。
そして、猫が寒く感じた時のために、違う部屋・場所にも出入りできるようにしてください。
それが難しい場合は、寒さ対策に猫が潜り込めるようなベッドや毛布、バスタオルなどを置いておくと良いですよ。
その他の対策としては、次のようなグッズを使ってみてはどうでしょうか?
【アルミプレート】
アルミ製で上に乗るとヒンヤリします。
1枚板タイプのものと鍋タイプのものなどがあります。
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【ジェルマット】
柔らかいジェルタイプの保冷剤です。
ちょっと濡れた感じになるので、嫌がる猫もいます。
もしかしたら、水がぬるくて美味しくないから、
飲まないかもという時は、
【ウォーターファウンテン】
電気で水を循環させる給水器です。
フィルターを通して、いつも清潔で冷たい水が飲めます。
蛇口から直接水を飲むのが好きな猫には特にオススメです。
おわりに
猫は具合が悪くても、辛くても我慢してしまいます。
・いつもは甘えん坊なのに寄ってこない
・食いしん坊のはずなのに全然なのに食べない
・寝てばっかりいる
など、様子がおかしいなと思ったら、すぐに対応してあげるようにしてくださいね。