そうめんのようにして食べられる、ちょっと不思議なそうめんかぼちゃ。
どんどんほぐれて本当に麺のようになっていくところは面白いです。
そんなそうめんかぼちゃを買ってみたはいいけど、「食べ方がよくわからない」という人も
多いのでは?
そこで、そうめんかぼちゃの美味しい食べ方と硬くて切れない時の方法、保存の仕方などをご紹介します。
そうめんかぼちゃの美味しい食べ方は?
夏の野菜、そうめんかぼちゃは金糸瓜(キンシウリ)と言って、かぼちゃの仲間です。
中が繊維上になっていて、茹でて柔らかくなると、ほどけてそうめんのようになります。
食感はシャキシャキとしています。
このほどけるところがとても面白くて、我が家でも子供が大喜びでした。
さて、そうめんかぼちゃが手に入ったら、まずは茹でてから料理しましょう。
◆そうめんかぼちゃの茹で方
1.ヘタとおしりの部分を切り落として、3~5cmの輪切りにします。
2.中の種とワタを取り除いて、水から茹でます。
3.沸騰してから約15分茹で、箸がスッと刺さるくらいになったら、水にさらして冷まします。
4.冷めたらギュッとぺたんこにするように握るとほどきやすくなります。
水にさらしながら、ほどいていきます。
5.ほどいたものを水ですすいでザルにあげます。
次に、美味しい料理の仕方です。
◆そうめんかぼちゃのレシピ
・そうめんのように、めんつゆで。ごまだれも美味しいです。
・キュウリと一緒に酢の物で。
・鶏のささ身を細かく裂いたものと、キュウリ、ごま油、鶏がらスープの素、塩、砂糖を混ぜあわせて、中華風の和物に。
・さつま揚げと、にんじん、醤油、砂糖、酒できんぴら風の甘辛めの炒めものに。
他にも、肉じゃがに入れたり、味噌汁の具にしても美味しく食べられます。
特に、甘辛いきんぴら風にしたものは、子供が喜んで食べていました。
シャキシャキ感を残すためには、あまり熱を通し過ぎないのがポイントです。
そうめんかぼちゃが硬くて切れない!上手な切り方は?
かぼちゃを切るのに苦労したことはないですか?
かぼちゃって本当に硬くて、私も刺さった包丁が抜けなくて困ったことがあります。
そんなかぼちゃに負けず劣らず硬いのがそうめんかぼちゃです。
なので、そうめんかぼちゃをいざ料理しようと思ったら、硬くて切れない!
なんてこともあって、途方にくれたりします。
そうめんかぼちゃを切るときは、良~く切れる大きめの包丁でないと、ちょっと大変かもしれません。
輪切りにしたほうが早く茹でられますが、頑張って無理に切ろうとすると滑って危険なので、半分に切っても大丈夫です。
その場合は、様子を見ながら、茹で時間を少し長めにしてください。
半分に切るのも無理!!という時は、かぼちゃと同じように、切る前に電子レンジで3分くらいチンしてください。
ちょっとだけですが柔らかくなります。
この後の茹で時間は少なめにしてくださいね。
柔らかくなりすぎると、シャキシャキ感がなくなっちゃいます。
そうめんかぼちゃの保存の仕方 冷凍もできる!
そうめんかぼちゃは、丸ごとだったら、結構長持ちします。
新聞紙にくるんで、風通しの良い冷暗所でなら冬くらいまで大丈夫です。
ただ、夏場とても暑くなるようなところだと、1~2ヶ月が限度ということもあるので、途中触ってみて、どこかへこんでいないか、柔らかくなっていないかなど、様子を見てください。
半分に切った状態のものは、種やワタを取り除いて、ぴったりとラップをして、冷蔵庫に入れてください。
切ってあるものはあまり長持ちはしないので、1週間以内くらいで食べきるようにしてください。
茹でてほぐしたものなら、冷凍保存ができます。
水気を切って、ジップロックなどのジッパー袋に入れて、冷凍します。
保存していたものを、さあ、食べようと切ってみたら、種が発芽してモヤシみたいになっていることがありますが、大丈夫、食べられます。
そのモヤシみたいになった種とワタを取り除いて、普通に調理してください。
おわりに
そうめんかぼちゃは、かぼちゃに比べてカロリーが100g中24キロカロリーと
低めですが、栄養は豊富です。
ビタミンや葉酸、マグネシウム、食物繊維、特にカリウムが多く含まれています。
見かけたら、ぜひ買って食べてみてくださいね。